Menu
Events

マティスが「我らの北斎」と呼んだ画家。マルケ展が西新宿で始まる。

マティスがマルケを「我らの北斎」と呼んだ理由と、9月22日からSOMPO美術館で始まる35年ぶりの回顧展の見方。

著者:Go Shinjuku
マティスが「我らの北斎」と呼んだ画家。マルケ展が西新宿で始まる。

アンリ・マティスは友人アルベール・マルケをnotre Hokusai、「我らの北斎」と呼んでいました。日本ネタの冗談ではありません。北斎が波を線で切ったように、マルケは都市を切った。少ない線、高い視点、天候が仕事の大半を担う。2026年9月22日〜12月13日、西新宿のSOMPO美術館が約90点の油彩と素描を並べます。その渾名が腑に落ちる展示です。

アルベール・マルケ《ナポリ、帆船》1909年、SOMPO美術館の回顧展出品作

野生の色ではなく、灰色

マルケ(1875–1947)はマティスと同じギュスターヴ・モロー教室にいました。1905年にはフォーヴの一員として出品し、その後に横へずれます。マティスが純粋色を押したのに対し、マルケは目の前のものを観察し続けた。日本語で今も「マルケのグリ」と呼ばれる灰色です。空っぽの灰色ではない。火曜の雨のセーヌの色で、隣の建物や船、日よけの縞がその上に乗っても怒鳴らないように混ぜてある。

同じ水面を何度も描きました。パリの窓から。アルジェのバルコニーから。ナポリのホテルから。時刻は変わるが、構図の骨格は変わらない。マティスの「北斎」は、この癖のことです。場面を構造まで削り、天候を残す。ボルドー、ル・アーヴル、ひろしま、日仏の個人蔵から油彩と約25点の素描が来る。霧と雪を含む晩年のポン=ヌフ連作が、静かな中心です。

アルベール・マルケ《ポン=ヌフとサマリテーヌ》1940年 ひろしま美術館、新宿で展示

塔から見て、塔に入る

美術館は損保ジャパン本社ビル、西新宿1-26-1。新宿駅西口から徒歩5分。出たあとに東京都庁の展望室は西へ少し歩くだけです。マルケは水面と屋根を、少し距離を置いた高所から見るのが好きだった。港の絵を一時間見たあとに新宿のグリッドの上に立つと、この街で彼の方法に一番近づきます。静かな区ではなく、ここで見る意味はそこにあります。

日程の罠が一つ。9月24日(木)は休館で、新宿御苑の森の薪能と同じ夜です。重ねないこと。金曜は20:00まで、最終入場19:30。西口の百貨店にいる日ならこれが現実的です。素描は11月1日と3日で入れ替わります。インクが気になる人は期間を選んで二度行く。ペアチケット3,400円(一般2枚、9月21日まで)は、そのための券です。

西新宿のSOMPO美術館入口、アルベール・マルケ展の会場

誰向けか

小中高生は無料。25歳以下は当日1,200円、事前1,100円(身分証が必要)。26歳以上は2,000円/1,800円。音声ガイドは700円で、声優の増田俊樹が時にマルケとして案内します。団体料金なし。館内はバリアフリー。スケッチは鉛筆のみ。開館時間、休館日、券種はイベントページにまとめています。

公演詳細

  • 日程: 2026年9月22日〜12月13日
  • 時間: 10:00〜18:00(金曜は20:00まで)。入場は閉館30分前まで
  • 会場: SOMPO美術館 東京都新宿区西新宿1-26-1 〒160-8338
  • 最寄駅: 新宿駅西口(JR・小田急・京王・メトロ)徒歩約5分
  • 料金: 一般(26歳以上)2,000円(事前1,800円)、25歳以下1,200円(事前1,100円)、小中高生無料
  • 公式: SOMPO美術館 公式展覧会ページ
  • 時間・休館・チケット: アルベール・マルケ展イベントページ